ダニは洗濯で落ちる?洗濯では死なないどころか他の衣類にうつる厄介者。 18.07.04  (更新: 

ダニを洗濯すると?

布団が常に湿っている感じがする、布団に入ると体が痒くなる気がする、寝相が悪く熟睡できない・・・。 そんな方は、ダニの死骸や糞を吸い込むことによって発生するダニアレルギーになっているかもしれません。
家に潜むダニの8割はアレルギーの原因となる「チリダニ」で、 小児喘息は70%以上はダニが原因と言われており、他にもアレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎などダニが原因で起きる病気はたくさんあります。

主にダニは衣類やもちろん、布団やソファー、カーペットに潜んでいます。 中でもダニが特に多いとされる布団1枚には、小まめに天日干ししていてもダニが数十万匹潜んでいると言われています。
また、布団は寝ている間ずっと肌に接しているため、体へのダニの影響が大きくなります。
そのため、ダニアレルギーなどを予防するためにはまず布団へのダニ対策が効果的です。

ダニが繁殖しやすい時期は気温と湿度が高い夏(6~9月)。ダニ退治はこの時期に行うと効果的です。
それでは、効果的なダニ対策を見ていきましょう。

洗濯で他の衣類にうつるダニ

基本的にダニは小まめに洗濯しても家庭用の洗濯機では完全には死滅しません。ダニは一時的に酸素がなくなっても繊維にしがみ付いて生き残るため、死骸や糞と9割程度(※衣類の生地による)の生きたダニは洗濯の過程で洗い流せますが、残った1割のダニがまた繁殖します。 それどころか、複数の衣類とまとめて洗濯することで、生きているダニは他の衣類や洗濯機内にもうつってしまいます。(※乾燥機付きの洗濯機であればほぼ死滅します。)
ダニは洗剤の入った水で洗濯しても7割が生き続けるという実験結果(※独立行政法人 環境再生保全機構による)も出ています。 また、洗剤が入った水であっても漬けているだけでは、ダニは1週間も生き続けていたそうです。

そもそもダニはどっからやってくるのかというと、外でペットに付いてきたり、外出先で触れたソファーやカーペット、電車やバスの座席などから着衣に付着して自宅に持ち込まれ繁殖してしまいます。
自宅にダニを持ち込まないようにすることは難しいので、繁殖させないようにすることが重要です。 洗濯機の場合は洗濯槽内のカビをエサににすることでダニが繁殖するため、カビがはえないようこまめに洗濯槽の掃除をしましょう。

自宅で洗濯してもダニは落ちない、天日干しも効果なし

ダニを駆除するのに効果的だと思われがちなのが天日干しですが、実は天日干しでは駆除することはできません。
ダニを死滅させるためには、55~60℃の温度で30分間さらす必要がありますが、天日干しだけでは夏でも55℃までは達しません。 乾燥して動きが止まっているだけで、湿度が高くなるとまた動き出します。

天日干しでダニを退治したい場合は、黒い布で隙間ができないようにしっかり覆って干すか、市販されている「黒い布団干し袋」を被せて干すと少しは効果的です。
真夏の35℃くらいの猛暑日の日中では、布団表面では60℃くらいまで上がり、布団内部でも50℃くらいまでになるそうです。

ちなみに、洗濯物に沸騰した熱湯をかけると、もちろん一瞬でダニは死滅、カビ臭さやゾンビ臭など嫌な汗のニオイも取れて一石二鳥ですが、 ポリエステルなどの化学繊維を使ったデリケートな素材の衣類はシワシワになって元に戻らなくなるので注意してください。

夏場の炎天下の車内でも効果あり

夏場のよく晴れた日中の炎天下、窓を閉め切った自動車の車内も50℃以上になるため、車内に布団を数時間置いておくことでもダニを死滅させる効果があります。
車内全体が50℃以上になるので、車内の布団に日光が当たっている必要はありませんが、折りたたんだ状態だと中面が高温になるまでは時間がかかるため、なるべく布団を広げた状態で車内へ入れることがポイントです。

またその際、布団についていたダニが車内に落ちないためにも、布団をビニール袋に入れて封をしてダニが車内へ逃げないようにしておくことをオススメします。
死骸や糞が車内に落ちると、後でまた車内にも掃除機をかける必要があり面倒なのと、車内はくまなく50℃以上にならないためです。
ダッシュボード下部などの耐熱性のある精密機器がある部分やシート内部などでは50℃以上にはならないため、ダニが車内に移動してしまいます。

布団乾燥機を使う

前述のように炎天下の車内に布団などをしばらく置いておけばダニは死滅しますが、夏に車まで布団を持って行くのは結構面倒。。 そんな方には、布団乾燥機をオススメします。

ただし、ダニを確実に死滅させるためには、55℃以上で30分間、布団乾燥機にかける必要があります。
(※ダニに死滅時間:50℃で2~6時間、55℃で30分間、60℃で15分以内に死滅。)
布団乾燥機ならどの機種でもいい、というわけではないため、55℃以上で乾燥できるダニ退治対応の機種を使うようにしましょう。

また、ファミリー世帯など布団の枚数が多い場合、日を分けて対策するか、布団2枚同時に乾燥できるツインノズルの布団乾燥機を使えば効率よくダニ対策ができて便利です。

布団乾燥機で効率よくダニ退治するためには、あらかじめ作業する部屋の湿度を下げておくのもオススメです。
またダニアレルギーにならないように布団乾燥後は、掃除機で布団に残ったダニの死骸や糞を吸い取っておきましょう。

布団乾燥機なら、価格ドットコムなどよりも安いタンタンショップがオススメです。
布団乾燥機以外の家電や玩具、ベビー用品、楽器、学校教材、ブランド品、食品なんかも激安で取り扱っているので是非他のネットショップと比べてみてください。

ダニ取りシートを使う

ダニ取りシートとは、カーペットやソファーカバーの内側、布団の裏などに設置して、ダニが好む香り(誘引剤)でおびき寄せて、ダニ取りシート内にある粘着物で捕獲して逃げられなくするグッズです。ゴキブリホイホイと同じような仕組みです。
ジワジワと少しずつダニを減らしていくので即効性はありませんが、置くだけでダニを減らせるため、忙しくて乾燥機などを使って駆除できない方にはオススメです。
また、どれくらいダニがいたか目で確認できるので、効果が実感できます。
効果はだいたい3ヶ月程度なので、開封してから3ヶ月経ったら交換します。

ダニ取りシートは主に誘引剤におびき寄せて、捕獲だけするタイプと、捕獲後、乾燥死滅させるタイプの2種類があります。
捕獲だけするタイプでは効果がある2ヶ月以上ほったらかしにしていると、逆にダニがシート内で繁殖して溢れ出してしまう可能性があります。

小さなお子様がいるご家庭では、誘引剤の成分が安全かどうかも確認が必要です。
殺虫成分を使っていないものや、口に入れても安心な食品添加物を使用した誘引剤を利用しているダニ取りシートがオススメです。

小さな子供さんがいるご家庭でも安心して使える、殺虫成分を使用していない、食品添加物などでダニを誘引する仕組みのダニ取りシートは、 ママのための置くだけ簡単ダニシートダニピタ君ダニ捕りロボ などがオススメです。
各社ともダニ取りシート1枚で3ヶ月間効果があるとのことです。

一番コスパがいいのは「ママのための置くだけ簡単ダニシート」。定期コースだと10枚セットで2,998円と超リーズナブル。
ダニピタ君は、効果がなければ返品OKの「返金保証」付きで、定期コースで5枚で3,980円とこちらもかなり安めですが、ママのための置くだけ簡単ダニシートが安すぎてあまり安く感じませんね。。

ダニ取りロボは定期コースだと5枚セットで初回8,003円、2回目以降は4,980円とお高めに感じますが、4回目以降にダニがどれだけ捕獲できたかの検査をしてくれるため、部屋にどれだけダニがいたか実感できます。

基本的にダニ取りシートは3ヶ月交換なので、取替え忘れしないよう定期便で申し込むと便利です。上記で紹介した超品は全て定期コースの回数縛なし、定期の一時休止にも対応しているため安心です。

クリーニングに出す

洗濯のプロであるクリーニング屋さんに出せば、専用洗剤での洗濯から70℃の高温乾燥を1時間以上してくれるので、ダニ死亡率99%、 アレルゲン除去率98%とほぼダニアレルギーの原因は取り除くことができます。
何ヶ月もたまった汗や皮脂汚れまで除菌・消臭してくれるため一石二鳥です。

家庭用の布団乾燥機を使うことでもある程度はダニを駆除できますが、表裏ムラなく高温を当てる手間や時間を考えると、クリーニング屋さんに出してしまった方が確実かもしれません。
持って行くのが面倒なクリーニングは、自宅まで取りに来てくれて、クリーニングが仕上がったら自動的に届けてくれる、宅配クリーニングがオススメです。
最近では、クリーニング点数が多い場合や会員登録することで、街の店舗型クリーニング屋さんにも負けないくらい安く利用できるようになってきています。
下の記事では、料金が安くてクリーニング品質もしっかりしている宅配クリーニング業者をいくつかご紹介しているので確認してみて下さい。

とにかく「安いが一番」の宅配クリーニングを比較してみた。 とにかく「安いが一番」の宅配クリーニングを比較してみた。

(※本ページはプロモーションが含まれています。)

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